2019年9月30日月曜日

【令和元年度】実習16日目(2019.9.26)

 社会福祉士の資格を有する友澤弁護士から「司法と福祉の連携」をテーマに講義を受けました。福祉とは何か、社会福祉士とは何か、連携するとはどういうことかなど、普段何気なく使っている言葉の意味を改めて考えさせられる講義でした。「連携」とは「役割分担」「共同」「補完」であり、この3点がないといつの間にか連携は解消されてしまうものであるとのことでした。「役割分担」とは、目標に向かってそれぞれの役割を明確にすることであり、そのためにはそれぞれの役割を理解すること(なにをする職なのか、どんなことができて、どんなことができないのか)が必要であることを学びました。そのうえで「共同」し、互いに不足する部分を補いあう(「補完」)そして、互いに日常から相談し会える顔の見える関係を築くことが本当の意味での「連携」であるとのことでした。これまで簡単に「連携」という言葉をつかってきましたが、この3点を押さえて連携することで、初回の顔合わせであっても異なってくるものと思われます。社会福祉士及び介護福祉士法第2条の社会福祉士の定義において、「連絡及び調整」を業とする者とあるように、社会福祉士は「連携」の中核を担う職業である。日頃から専門職だけに限らず住民も含めたコミュニケーションを大事にしなければならないと考えるとともに、そうした日常が「連携」「ネットワーク形成」へとつながっていくものと考えます。
 

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