2019年10月21日月曜日

【令和元年度】実習24日目(2019.10.11)

 7月1日から始まったとびとびの実習でしたが、やっと最終日を向かえました。

今日は、これまでの実習成果を、実習成果報告会で報告させていただきました。社会福祉協議会の皆さんの前で報告することは緊張しましたが、皆さんから温かなお言葉をいただき、実習修了後も研鑽に励み頑張ろうと決意しました。

実習では、社会福祉協議会の職員の方々をはじめ、関係機関の方々、地域の方々、個人ボランティアの方々など、多数の方に親切にいろいろなことをご教示いただきました。24日間学んだことを、今後の仕事や地域活動に役立てていければと思っています。たいへんありがとうございました。
 



 

2019年10月18日金曜日

【令和元年度】実習23日目(2019.10.10)

 社会福祉協議会での実習も明日を残すのみとなりました。実習成果報告会の資料も完成し、午後からは印刷・製本をしました。

社会福祉協議会で実習させていただき、今まで知らなかった社会福祉協議会の活動を知ることができました。社会福祉協議会は民間であり、これまで幅広い福祉活動の中心を担ってきた歴史から、これからも新しい発想を発信していける存在として、大いに期待します。地域のニーズに耳を傾け、制度だけでは解決できない課題を、主体性ある住民とともに考えながら、行政に対しても提案していく存在であってほしいと思います。



【令和元年度】実習22日目(2019.10.9)

 一日中、実習成果報告会の報告内容の作成をしていました。なんとか、全体が出来上がりました。明日は再度内容の確認をして、完成させたいと思います。もうひとがんばりです。

【令和元年度】実習21日目(2019.10.8)

 昨日、地域福祉課長に説明していただいた有償ボランティアについて、再度質問しました。「サポーター養成講座」の受講者をサポーター登録してもらい事業を実施するとのことでありましたが、第1回サポーター養成講座受講者はどのように募集したのかを聞きました。周知方法は、広報、社協ボランティア会報誌、北見市および社協のホームページ、包括からの周知などであり、目ぼしい人に対して、個別に参加をお願いしたのかと思ったが、講座参加者はみな、自分から参加を申し込んできたというのを聞いて、参加者の主体性に驚きました。すでに個人ボランティア登録をしている人が多かったとのことです。この事業は、将来的には「介護予防・日常生活支援総合事業」の「訪問型サービスB」に該当するサービスにつなげることを目指しており、まずは、今年度はモデル的に、北部地区と留辺蘂地区で実施予定とのことでありました。

2019年10月16日水曜日

【令和元年度】実習20日目(2019.10.7)

 「赤い羽根共同募金」の街頭活動に参加しました。平日の昼間であることから、若干人通りは少ないなか、多くの方に立ち止まって募金していただいた。なかでも、自転車に乗った2人の学生が自転車を止めて、「募金します」と言って、募金してくれたときは、たいへん感動しました。市内の専門学校で福祉を学んでいる生徒でないかと思いました。私自身、募金が何に使われているのか、今回の実習で学ぶまで知りませんでした。募金の使い道を広く周知することも大事ではないかと考えます。
 実習あと4日間になりました。これまでの実習を振り返り、最終日の実習成果発表会に向けて、まとめを行っているところです。水曜日までを目途に構成を考えたいと思っています。がんばります。

【令和元年度】実習19日目(2019.10.5)

 社会福祉協議会と北部地区地域包括支援センターの共催で実施している「思いやり届け隊(窓ふきボランティア)」の活動に参加させていただきました。この活動は、在宅の独居高齢者等の困りごとでもある自宅の外窓ふきをボランティアで行うことを通して、住民同士の絆や温かな見守りのなかで、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目的として実施されているもので、支えの地域づくり会議のメンバーや登録ボランティアの方々、地域の中学校の教職員や生徒たち、民生委員などが参加しての活動となっています。本日は、あいにくの小雨のなかでの実施でありましたが、高齢の方から中学生まで、幅広い年齢層が集いみんなで窓ふきをすることは、世代間の交流にもなっており、たいへん素晴らしいと感じました。ただ残念に思ったのは、子どもたちの親ぐらいの年齢層の参加が見られないことでした。以前、支えの地域づくり会議の代表の方もおっしゃっていましたが、子どもたちの親を巻き込んだ活動へと進めていくことができればと感じました。窓ふき終了後の交流会では、参加した人たちから「参加してよかった」「楽しかった」などの感想が聞かれ、中学生たちが「次に実施予定の除雪ボランティアに参加したいか」との問いに対して、「参加したい」と答えているのを見て、子どもたちの主体性が育っているのを感じ、こうした機会を子どもの時から与えていくことの必要性を感じました。かつて職場を同じくした退職者の方も参加されており、仕事をしなくなって、この活動に参加してからのほうが忙しいと楽しそうに話しているのを聞き、元気な高齢者の方にとっても生きがいになるものと実感し、また、ボランティアで行ったお宅の高齢者の方もたいへん喜んでくれている様子を見て、世代を超えて交流することで、地域に元気とやさしさが生まれていることを実感することができました。こうした活動が、地域共生社会の実現に繋がっていくものと考えます。

 
 

【令和元年度】実習18日目(2019.9.30)

 市民後見人養成研修に出席させていただきました。成年後見制度の利用も日常生活自立支援事業の利用も年々増えてきており、平成29年では、全国で後見が16万5千人、日常生活自立支援事業が5万3千人、保佐3万3千人、補助1万人となっています。権利擁護の支援を必要とする人は、今後ますます増えることと思います。平成25年度に北海道と北見市の共催で市民後見人養成研修を実施してから、修了者は103人、うち支援員登録者は48人、そのうち実際に活動している人は23人とのことでありました。現在は研修修了者の4分の1の人の活動ではありますが、今後はますます必要とされる社会資源となるものと思われます。地域住民がこの養成研修をうけることで、権利擁護(後見制度や日常生活自立支援事業)についての知識を深め、地域のなかで制度や事業につながっていない人を見つけ、制度や事業につなげていく役割を担ってもらえることを期待するとともに、その意味で養成研修の意義は大きいと考えます。

 

 

2019年9月30日月曜日

【令和元年度】実習17日目(2019.9.27)

 社会福祉協議会の社会福祉士にインタビューを行いました。「何故、社会福祉士になろうと思ったのか」「イメージしていた社会福祉士像」「理想と現実のギャップ」「主体性を引き出すためには」の4項目について、8名の社会福祉士に話を伺いました。研究テーマでもある「主体性」について、共通して話されていたキーワードとして「本人の話をよく傾聴し、思いをくみとる」「一緒に考える」「やりすぎない」などがありました。考えるための情報を提供し、一緒に考え、後方支援していくことが大事であることを学ぶことができました。また、「理想と現実のギャップ」について、指導者から「社会福祉士には必ずジレンマがあり、それを敏感に感じとることが必要」との話がありました。敏感に感じ取ることで、課題がみえてくるものと思いました。

 
 

【令和元年度】実習16日目(2019.9.26)

 社会福祉士の資格を有する友澤弁護士から「司法と福祉の連携」をテーマに講義を受けました。福祉とは何か、社会福祉士とは何か、連携するとはどういうことかなど、普段何気なく使っている言葉の意味を改めて考えさせられる講義でした。「連携」とは「役割分担」「共同」「補完」であり、この3点がないといつの間にか連携は解消されてしまうものであるとのことでした。「役割分担」とは、目標に向かってそれぞれの役割を明確にすることであり、そのためにはそれぞれの役割を理解すること(なにをする職なのか、どんなことができて、どんなことができないのか)が必要であることを学びました。そのうえで「共同」し、互いに不足する部分を補いあう(「補完」)そして、互いに日常から相談し会える顔の見える関係を築くことが本当の意味での「連携」であるとのことでした。これまで簡単に「連携」という言葉をつかってきましたが、この3点を押さえて連携することで、初回の顔合わせであっても異なってくるものと思われます。社会福祉士及び介護福祉士法第2条の社会福祉士の定義において、「連絡及び調整」を業とする者とあるように、社会福祉士は「連携」の中核を担う職業である。日頃から専門職だけに限らず住民も含めたコミュニケーションを大事にしなければならないと考えるとともに、そうした日常が「連携」「ネットワーク形成」へとつながっていくものと考えます。
 

【令和元年度】実習15日目(2019.9.24)

  2ヶ月ぶりの実習再開となりました。後半10日間、前半の記録を読み返しながら、ラストスパートをかけられればと思っています。
 午前中は、実習最終日の実習成果発表会に向けて、研究テーマに係る内容検討を指導者の指導を受けながら行いました。前半の実習では「主体性」をテーマに学びを進めてきたので、実習成果発表会の研究テーマは「住民の主体性の形成と地域共生社会の実現」とすることにしました。これから、資料の収集や内容の構成など、まとめあげていかなければなりません。どんなことになるのか、不安ではありますが頑張ります。

午後からは、北部地区地域包括支援センターでの実習でした。居宅介護支援事業所等巡回訪問に同行させていただきました。ケアマネの課題・悩みでは、サービスを受けたいためのプランになってしまっているケースもあり、将来的なことも考えるとこの支援でいいのかと考えることもよくあるとのことでした。希望と意向は異なることから、利用者のこれまでの人生の背景をアセスメントし、希望するサービスの先にどうしたいのかを聞き取ること、やりたくないからサービスを受けたいのか、できないからサービスを受けたいのかを見極めることがケアマネには求められるものであり、それには面接技術の差が大きいことを学びました。また、利用者の意向に基づくプランができてもサービスの供給がままならない現実があることも学び、インフォーマルな社会資源の必要性を実感しました。
 


2019年7月29日月曜日

【令和元年度】実習14日目(2019.7.24)

 「いきいきふれあいサロン助成事業」で活動している「ふまねっと友の会」「絵手紙サークルれら」を訪問させていただきました。
 「ふまねっと友の会」は、平成26年から活動しており、会員40名程度で本日は33名が出席していました。市内全域から集まってきていて、ほとんどの人は車で来ているとのことでした。代表の方は、6年前は前のめりにしか歩けなったのが、ふまねっとをするようになって、半年でまっすぐに歩けるようになったことがきっかけで、ふまねっとが大好きになったと言っていました。年をとったら転ばないことが一番大事であり、ふまねっとは転倒予防にとてもよく、また、脳のトレーニングにもなるそうです。私も最初の準備体操に参加させていただきました。
 「絵手紙サークルれら」は、活動を始めて7年目、12人程度のメンバーは全員女性の方でした。本日は、風鈴づくりをしていました。週1回の活動がとても楽しいとのことでした。「絵手紙はへたでもいい!下手な絵手紙をもらって、へただなぁと笑ってくれるのがうれしい」とのことでした。「へたでいい」という展示会も年に1度開催しているとのことでした。
 それぞれ異なる種類のサロンですが、どちらも皆さん大変楽しく活動していて、社会参加の有効性を実感しました。
 サロン活動(40団体)は、高齢者の団体が8割であり、70歳代の女性が運営主体になっているところが多いそうです。毎年2~3団体が、高齢化で運営が困難になり廃止に至っているとのことで、世代を超えた運営のサポートが必要だと思いました。
 前半の実習が今日で終了し、2ヶ月の間があいての実習再開になります。記憶やモチベーションを後半に繋いでいけるよう、勉強していきたいと思います。前半の実習ありがとうございました。
 

【令和元年度】実習13日目(2019.7.23)

 導者が相談者を演じ、相談援助のロールプレー(インテーク)後、アセスメント(分析)プランニングを行いました。
 反省した点は、まず、形式的な聞き取りになってしまっていたのではないかということです。インテークの時にいかに適切な質問をし、一歩踏み込んだ情報を得るかによって、ニーズにかなったプランニングができるものと思われます。また、自分からやってみるという言葉(主体性)を引き出すことのできる質問の仕方の工夫が必要であったと思いました。
 もう1点は、講義で受けたことを実践に生かすことの難しさを実感したことです。「対人援助の基礎」の講義で、掘り下げて3回尋ねるとの指導がありましたが、面接中はすっかり忘れてしまい、もう少し掘り下げて尋ねることを心がければ良かったと思いました。また、アセスメントシートに記入する際、「可視化できたと感じたか」と質問され、改めて考えると面接中に思いつかなかったことが、アセスメントシートに整理して記入することで気づくことがありました。アセスメントシートへの記入は、面接で話したことを整理し、課題を分析するうえで必要な作業であると実感しました。面接においても、アセスメントの際にも、講義で受けたことを意識しながら望むことが必要と思いました。

2019年7月26日金曜日

【令和元年度】実習12日目(2019.7.22)

 支え合いの地域づくり会議のメンバーで、民生委員でもある方に話を伺いました。支え合いの地域づくり会議では、現在「窓ふきボランティア」「だんだん菜園」「除雪ボランティア」などの活動を行っています。包括がアンケート調査を行い、地域の高齢者がどんなことに困っているか、どんな課題があるかを明確にしてくれたことが、ニーズにあった活動の展開になっていると言っていました。「窓ふきボランティア」では、中学生のボランティアが活動していますが、元校長のこの方が学校との橋渡しのキーパーソンとなっています。現在の地域の人材は、ほとんどが前期高齢者で、最近は70歳ぐらいまで夫婦で働いている方も多く、今後の課題は、活動が広がりをみせるなか、たくさん参加者が増えた場合、それに携わる人材がいないこととおっしゃっていました。今後は、学校という組織とは別に、子どもを核として親が共にボランティアに参加することで、若い世代の人材を取り込んでいくという企画も必要でないかと思いました。
 民生委員協議会の会長の方に話を伺いました。民生委員になって一番苦労したことは、「地域の人に認めてもらうこと」であったそうです。地域のお世話役として、地域のなかに入り、信頼関係を結び、現在があるのだと思いました。この地域の民生委員協議会は、毎月の例会で事例報告の時間を設け、委員の成長の場としているそうです。民生委員は地域と行政の橋渡しであり、「地域の人と会話しながら自分を育てていくもの」「問題を解決すれば人間としてひとつもふたつも大人になれる」「民生委員の仕事は、やればやるほどきりがない」とのお話は、21年間活動し続けてきた重みを感じる言葉でした。


【令和元年度】実習11日目(2019.7.19)

 北部包括支援センターのエリアは、高齢化率が高く、特に農村部は50%以上のところもあり、認知症に対する支援、とりわけ予防支援は重要なウェイトを占めています。保健師からは、「元気アップ講座」や「認知症予防教室(脳げんきチェック講座)」の話を聞き、「ファイブ・コグ検査」の内容について説明を受けました。また、認知症地域支援推進員からは、認知症サポーターの方たちからお手伝いしていただける人を募り、10月から「認知症カフェ」を実施する予定との話を聞きました。午後からは、サポーターの方々の2回目の学習会「認知症サポーターの集いが行われ、カフェで認知症の方との話し相手をするというロールプレーが行われましたが、認知症の方とどのように話を展開したらいいのだろうかと考えさせられました。認知症の方との話し方について看護師から説明していただき、「具体的に掘り下げて聞いていく(どうしてそう思ったのかなど)」「認知症の方は不安をもっているので傾聴し、共感することが大事」との助言がありました。実際に聞き方についても例として話していただき、たいへん勉強になりました。初期の認知症は初対面ではわからないことが多いため、気になる方のところに継続して訪問し、信頼関係を結び、早い段階から適切な医療、支援につなげることが重要であると思いました。
 地域包括支援センターにおける社会福祉士の役割について説明を受けました。個別支援のなかで地域の課題を掘り起こし、地域支援・地域の社会資源開発につなげていくのが、社会福祉士の役割であり、そのためには、地域のなかに入り、地域の方と交流を結ぶことがまずは第一歩であると思いました。


【令和元年度】実習10日目(2019.7.18)

 相談援助のうえでの「可視化の必要性」について学びました。「可視化」とは、文字に落とし込むことで課題分析をし、課題が何であるかを見ることを可能にすること、他の職種との情報共有が可能になる手法であることを学びました。シートに落とし込んでいくときに、うまく書けないときは、情報が不足していることや整理できていないということ、また、客観的事実と主観的なものは区別して書くこと、主観的な意見は誰の考え、または推測なのかがわかるように書くことなどを学びました。課題の整理・分析が終わったら、課題をクライエントに提示し、課題解決のために何をすべきか、目標をクライエントと共に考え、自己決定してもらうことにより、主体性が生まれるとのことでした。
 ロコ・ソラーレの「勝利募金贈呈式」、北見市共同募金委員会理事会に同席させていただきました。北見市では、募金収入は減少傾向にあるものの、昨年度は一人あたりの募金額が道内で1番だったそうです。2億7千件ほどの募金利用の要望があったそうですが、3千件程度しか要望に応えられていないとのことでした。また、胆振東部地震のボランティアセンターの運営は赤い羽根募金の収益で行っていたことを聞き、大切な収入源であることを知りました。

 

2019年7月24日水曜日

【令和元年度】実習9日目(2019.7.16)

 地域包括支援センター・生活支援コーディネーターの役割を学び、また、「北部地区支え合いの地域づくり会議」の活動を直接視察させていただきました。地域包括支援センターでは、総合相談支援のほか、実態把握のためアウトリーチの活動も実施しており、実態把握の結果、介護が必要とした場合はサービスにつなげ、また、社会参加が必要と思われる単身高齢世帯などには、「だんだん菜園」や「サロン」などの参加を呼びかけるなど、地域包括ケアの活動を行っていることを学びました。地域の実態を最も把握しているのは地域包括支援センターであると実感するとともに、高齢者だけでなく、多様なニーズに応えることのできる地域包括支援センターのような組織が必要と思いました。
  北部包括では「北部地区支え合いの地域づくり会議」が地域包括ケアの活動を担っており、平成30年度行っている「だんだん菜園」には、現在、22人の方が参加し、料理教室やカラオケなど、菜園以外の活動に広がってきているそうです。「だんだん菜園」の中心者として活動している方にお話を伺いました。支え合いの地域づくりの考えに至ったきっかけを聞いたところ平成29年度に包括で実施した「支え合いの地域づくり学習会」であるとのことでした。学習会から活動の担い手を発掘し、主体的に学習会に参加した市民を対象に協議体を立ち上げたことが、成功のポイントであったと思いました
 


【令和元年度】実習8日目(2019.7.12)

 市民後見人の方に同行し、被保佐人のお宅を訪問させていただきました。訪問後、市民後見人の方ふたりにインタビューを行いました。第2期の養成講座を受講し市民後見人になったおふたりが、たいへん主体的に活動している現場を体験することができました。近所の人に「私の支援もよろしく」などと言われるお話もしていて、市民後見人として地域に認知されていることを知り、地域の大事な社会資源であると感じました。また、「自分が元気でいないと支援できないので」という言葉を市民後見人から聞き、市民後見人自身の生きがいにもなっているように感じ、双方に良い相乗効果があるものと思いました。
 午後からは、オホーツク管内権利擁護センター情報交換会に同席させていただきました。北見市・津別町・美幌町・大空町の社会福祉協議会の権利擁護担当者が困難事例などを話し合う場であり、今年度から紋別市も参加する方向で検討しているとのことでした。今日は11月13日に開催予定の「市民後見人活動交流会」の内容について話し合われていました。


【令和元年度】実習7日目(2019.7.10)

 法人後見と自立支援の訪問に同行させていただきました。
 社会福祉士がクライエントとどのように接し、どのように話を展開させていくのか、直接現場を体験することができました。①クライエントの興味のある話を先に調べ話を展開させていたこと、②クライエントが自分の希望を話されたとき、何故そうしたいのか掘り下げて尋ね支援につなげていること、③クライエントが黙ってしまったときの沈黙を大切にすること(沈黙のなかに意味がある)、④留守の際などに手紙等のツールをつかうこと、⑤心配があるときは情報を受けるだけでなく、巡回するなど細心の行動をすること、⑥クライエントへの提案は状況に合わせてすることなど、重要な点を学ぶことができました。

 また、市民後見人が活動する中で課題となっていることを専門職(社会福祉士)に相談する場に同席させていただきました。被成年後見人は会話もかみ合わない、何度会いに行っても認識してもらえないような人がほとんどですが、そのような人に対する支援について、反応を求めるのではなく、その時最善と思われる対応をすること、反対に会話が成立するのであれば、何をしてほしいのか、最期はどうしてほしいのかなど、信頼関係を結んで聞き出していくことが大切との話が専門職からありました。


2019年7月9日火曜日

【令和元年度】実習6日目(2019.7.9)

 午前中は、マズローの欲求5段階説・バイスティックの7原則を通し、面接相談援助技術の説明を受け、午後からは、地域共生社会・地域包括ケアシステムの説明を受けました。
 面接相談援助技術では、まず初めに「これから実践を通しての学びがどの理論になるのか」を考えていくようにとの指導がありました。面接相談援助をするうえで大事な点について事例を通して説明していただきました。
 アプローチは段階的に行う必要があり、そのなかで自己肯定感をもってもらうよう支援すること、クライエントが自分の思いを吐き出すことで自己理解につながること、援助する側が常に自分の状況がどのような状態なのか自己覚知すること、支援者のひとりよがりの判断で自己決定に導いてしまうリスクがあることなどを学びました。最も大事なことは、「技術は価値に宿る」という言葉にあるように、専門職としての価値が確立〔何のために支援するのか〕することによって初めて知識も技術も生きてくるものであるということでした。今日座学で学んだことを、機会があれば実践したいと思います。
 また、地域包括ケアシステムの説明では、システム実現には、人的配置と財源が必要とのことでした。北部包括支援センターで取り組んだ「ささえあいの地域づくり共同体」のような取り組みを、全市的に取り組んでいけるよう、社会福祉協議会から地域に提案・発信していく必要性を感じました。 

【令和元年度】実習5日目(2019.7.8)

 権利擁護係業務(成年後見・日常生活自立支援事業)、生活福祉資金・応急援護資金等、自立支援センター業務について説明を受けるとともに、日常生活自立支援事業では、これから開始する人のケース検討のための内部打合せに同席させていただきました。
 かつては、生活に困窮した場合、福祉資金等を借りるか、生活保護を申請するかの選択しかありませんでしたが、今は、自立支援センターに繋げることでお金の工面だけではなく、生活全般の支援に繋がっていることを学びました。自立支援センターの存在意義は大きいと考えます。自立支援センターは、「制度のはざまにいる人を受け止める」総合相談であり、対象者だけでなく、世帯全体に対する支援を行っていくことを学びました。最近はネットで検索して相談にくる若い人も増えていることを知りました。相談に来れない「かくれている貧困」をいかに支援に繋げるかが重要ですが、町内会等から小さな情報を拾い上げる昔ながらの手法とともに、SNSLINE等の活用の重要性を改めて認識しました。

【令和元年度】実習4日目(2019.7.5)

 この実習を通しての研究テーマについて、懇談的に指導をうけながら決定しました。
 テーマは「主体性」となり、今後のメニューのなかで探求していくこととなりました。参考として、「ささえの地域づくり協議体」の活動などの事例を教えていただきました。ささえあいの地域づくり協議体の学習会の参加者のなかから協議会のメンバーを人選していること、地域のニーズ把握のために訪問による全数調査をしたこと、その結果に基づき分析・協議し活動に結びついていることなど、「主体性」ということをテーマとするうえでポイントとなる話でした
 来週からの個別支援等の学習においてもどのような工夫・しかけをしているか、注意深く探求し、何かをつかみたいと思います
 


2019年7月3日水曜日

【令和元年度】実習3日目(2019.7.3)

 今日は、暑中見舞い葉書作成のボランティアに参加させていただきました。個人ボランティアの人たちと募集を見て興味をもって参加した市民が、毎年、夏はひとり暮らし高齢者に1,700枚の暑中見舞い、冬は視覚障がい者等に400枚の年賀状を作成し送付しているそうです。集まっている人たちがそれぞれに自分のできることで貢献し、送ったあとお礼の手紙をもらったりすることで、ボランティアに参加できたという喜びを感じているとのお話がありました。また、募集により参加した市民のなかには、これを契機に個人ボランティア登録をする人もいるとのことでした。個人ボランティア同士の交流の場にもなっており、2・3回欠席すると安否確認されるから休むこともできない(爆笑)との話もあり、楽しく交流する中で、それぞれが「生きがい」を見出しているのを見て、社会参加の重要性を実感しました。
 

【令和元年度】実習2日目(2019.7.2)


 今日は、地域福祉係とボランティア係業務についての説明を受け、10月に実施される窓拭きボランティアの打合せ会議にも同席させていただきました。
 なにげなく同席させていただいた会議にも、関わる人たちの主体性を育む意義があるとの指導者からの話、また、普段いかに自分が知りたい情報しか目にとめていないかなど、新たな気づきがありました。
 明日もがんばります。
 

【令和元年度】実習1日目(2019.7.1)

 今日から社会福祉援助技術実習でお世話になることになりました安井留美代です。
 東北福祉大学の通信教育部で社会福祉を学んでいます。フレッシュさに欠けますが、気持ちだけは若々しくがんばりたいと思います。
 今日は、午前中は北見市社会福祉協議会の歴史や事業内容などの講義を受け、午後からは社協が運営する施設等の視察をさせていただきました。昭和27年からの長い歴史のなかで、常に住民とともに地域福祉のために尽力されてきたことを知ることができました。これから、23日間現場のなかで学んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
                         安井さん