2019年10月16日水曜日
【令和元年度】実習19日目(2019.10.5)
社会福祉協議会と北部地区地域包括支援センターの共催で実施している「思いやり届け隊(窓ふきボランティア)」の活動に参加させていただきました。この活動は、在宅の独居高齢者等の困りごとでもある自宅の外窓ふきをボランティアで行うことを通して、住民同士の絆や温かな見守りのなかで、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目的として実施されているもので、支えの地域づくり会議のメンバーや登録ボランティアの方々、地域の中学校の教職員や生徒たち、民生委員などが参加しての活動となっています。本日は、あいにくの小雨のなかでの実施でありましたが、高齢の方から中学生まで、幅広い年齢層が集いみんなで窓ふきをすることは、世代間の交流にもなっており、たいへん素晴らしいと感じました。ただ残念に思ったのは、子どもたちの親ぐらいの年齢層の参加が見られないことでした。以前、支えの地域づくり会議の代表の方もおっしゃっていましたが、子どもたちの親を巻き込んだ活動へと進めていくことができればと感じました。窓ふき終了後の交流会では、参加した人たちから「参加してよかった」「楽しかった」などの感想が聞かれ、中学生たちが「次に実施予定の除雪ボランティアに参加したいか」との問いに対して、「参加したい」と答えているのを見て、子どもたちの主体性が育っているのを感じ、こうした機会を子どもの時から与えていくことの必要性を感じました。かつて職場を同じくした退職者の方も参加されており、仕事をしなくなって、この活動に参加してからのほうが忙しいと楽しそうに話しているのを聞き、元気な高齢者の方にとっても生きがいになるものと実感し、また、ボランティアで行ったお宅の高齢者の方もたいへん喜んでくれている様子を見て、世代を超えて交流することで、地域に元気とやさしさが生まれていることを実感することができました。こうした活動が、地域共生社会の実現に繋がっていくものと考えます。
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