2019年7月26日金曜日

【令和元年度】実習12日目(2019.7.22)

 支え合いの地域づくり会議のメンバーで、民生委員でもある方に話を伺いました。支え合いの地域づくり会議では、現在「窓ふきボランティア」「だんだん菜園」「除雪ボランティア」などの活動を行っています。包括がアンケート調査を行い、地域の高齢者がどんなことに困っているか、どんな課題があるかを明確にしてくれたことが、ニーズにあった活動の展開になっていると言っていました。「窓ふきボランティア」では、中学生のボランティアが活動していますが、元校長のこの方が学校との橋渡しのキーパーソンとなっています。現在の地域の人材は、ほとんどが前期高齢者で、最近は70歳ぐらいまで夫婦で働いている方も多く、今後の課題は、活動が広がりをみせるなか、たくさん参加者が増えた場合、それに携わる人材がいないこととおっしゃっていました。今後は、学校という組織とは別に、子どもを核として親が共にボランティアに参加することで、若い世代の人材を取り込んでいくという企画も必要でないかと思いました。
 民生委員協議会の会長の方に話を伺いました。民生委員になって一番苦労したことは、「地域の人に認めてもらうこと」であったそうです。地域のお世話役として、地域のなかに入り、信頼関係を結び、現在があるのだと思いました。この地域の民生委員協議会は、毎月の例会で事例報告の時間を設け、委員の成長の場としているそうです。民生委員は地域と行政の橋渡しであり、「地域の人と会話しながら自分を育てていくもの」「問題を解決すれば人間としてひとつもふたつも大人になれる」「民生委員の仕事は、やればやるほどきりがない」とのお話は、21年間活動し続けてきた重みを感じる言葉でした。


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